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北里大学獣医学部教授・有原圭三(株式会社フード・ペプタイド代表取締役)が、食品を中心とした情報を発信します。

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素敵な動物カレンダー

No.130


 新年が近いということもあり、今回はカレンダーの話題です。動物を主題としたカレンダーは多くありますが、日本では愛玩動物である犬や猫の写真のものが中心です。海外の書店では、家畜の写真を使ったカレンダーもよく目にします。下の『Dairyland America’s Cow Calendar 2013』のような乳牛のものは、欧米では定番のカレンダーではないでしょうか。


 馬も人気があるので、割合と多くのカレンダーを見かけます。下のカレンダーは、『365 Days of Horses Calendar』ですが、毎月のページに大きな馬の写真があるだけでなく、日付けのところにも毎日異なる小さな馬の写真が使われています(右側の裏面参照)。このカレンダーには、大小合わせると実に400点以上の馬の写真があります。


 海外では鶏を対象としたものも多いですが、ここでは『Extraordinary Chickens』とあるように、ちょっと珍しい品種の鶏が写っているものをあげました。20種類の鶏の写真を配した美しいポスターも付録になっています。


 羊のカレンダーも人気が高く、毎年たくさんのものが作られています。今回、『ひつじのいちねん』という国産の羊カレンダーを入手することができました。ここ数年、羊関連の本の出版が続いており、日本でも羊の人気は上昇しているようです。


 豚は、国内外を問わず人気のある動物としてその地位を固めています。当然、カレンダーも多く、書店などでもよく目にします。ここでは、卓上型のものを2点あげておきます。『こぶたとおさんぽ』と『The Pig』です。なお、上で紹介した牛、馬、鶏、羊のカレンダーはいずれも壁掛け用のやや大型(30センチ四方程度)のものです。


 家畜のカレンダーで、ちょっとかわいらしくて目に留まったものに、『Baby Animals』というのがありました。子豚や子牛、雛などの愛らしい写真が使われています。カレンダーのサイズもちょっと小型(17センチ四方)です。


 家畜から離れて、愛玩動物や野生動物となると、動物カレンダーの種類も飛躍的に増えます。書店で気になって購入したものに、『ヨーロッパを旅してしまった猫と12ヶ月』というカレンダーがあります。写真を見ると、海外製品のようですが、平松謙三さんという方が撮った写真が使われている国内製品です。ノロという名前の猫が、フィンランド、エストニア、ドイツ、リヒテンシュタイン、ロシア、イタリアを旅するというコンセプトのカレンダーです。


 『アニマルダイカットカレンダー』は、ちょっと面白い形をしたものですが、近所の書店にも置いてあったので、割合と売れているものなのでしょう。下には、『ジャパニーズドッグ』『親子ネコ』を載せましたが、他にも種類は豊富にあります。この種の変形カレンダーは、最近増えているようです。


 次に紹介するのは、ナショナルジオグラフィック社の 『地球のいのち 傑作写真365』 です。 日めくりカレンダー形式になっていますが、写真集と言ってもよいかもしれません。 また、野生動物の写真が主体ですが、植物や風景の写真もあり、「地球のいのち」は広い意味で使われているようです。 写真は、文句なしに素晴らしい365枚です。


 実は今回、カレンダーをテーマにしたけっかけは、次に紹介するペーパーキットカレンダーを見つけたことでした。写真のパッケージ『Farm』は、ハサミやのりを使わずに組み立てることができる立体カレンダーです。


 パッケージの外側からだと少しわかりにくいので、台紙からはずしたパーツを並べた写真を撮りました。牛や豚など6種類の動物の胴体と脚部です。


 これらを組み立てると、表と裏に2か月分のカレンダーが印刷された動物6体となります。心憎いことに、家畜小屋も付属しています。個人的にはかなり魅力を感じ、プレゼントにも好適なものだと思います。


 このペーパーキットカレンダーには、『Zoo』『Safari』(アマゾンリンク)もあります。Safariの方は薄手の紙でできていて、FarmやZooと少し違う構造になっています。


 最後に紹介するのも、ちょっと変わった『ウォータードームカレンダー』です。写真では魅力が伝わりにくいかと思いますが、水の入った小さなプラスチック容器(ドーム)でできています。ドームの真ん中にカレンダーを差し込むくぼみがあって、毎月のものを差替えます。下の写真のものは、ドーム中に牛(ホルスタイン)がいますが、犬、猫、アルパカ、ウサギなどのものもあります。


 以前は、年末になると企業名の入った贅沢なカレンダーをたくさんいただいたものでした。最近は、購入したカレンダーを利用している方も増えたのではないでしょうか。1年間付き合うものなので、カレンダー選びは大切なことかもしれません。動物カレンダーにも、まだまだ珍しいものや素敵なものがあると思います。ぜひお気に入りのカレンダーを探してみてください。なお、今回紹介したカレンダーは、すべて私のいる研究室にありますので、十和田キャンパスの方で実物をご覧になりたいという方は、お越しください。

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その他のトピックス | 15:23 | 2012.12.10 Monday |