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北里大学獣医学部教授・有原圭三(株式会社フード・ペプタイド代表取締役)が、食品を中心とした情報を発信します。

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くらしの生物学科

No.165


 日本大学の生物資源科学部(下写真)に、来春(2015/4)、「くらしの生物学科」という新しい学科が開設されます。最近の新聞広告で目にした方もおられると思います。詳しい情報は、この学科のホームページをご覧ください。


 「くらしの生物学科」の前身は、現在の短期大学部生物資源学科とのことで、こちらは2014年4月入学生を最後に学生募集を停止するそうです。新しくできる学科のことが気になったこともあって、日本大学生物資源科学部のオープンキャンパス(2014/5/25開催)を訪れてみました(下写真)。


 オープンキャンパスでいただいたパンフレットによると、この学科は、「都市と園芸」、「くらしのバイオ」、「食と健康」、「住まいと環境」、「動物のいるくらし」、「くらしの微生物」の6領域の研究室から構成されています。北里大学獣医学部の動物資源科学科と生物環境科学科をあわせたような感じでもあり、かなり広範な領域を対象としています。あれもこれも勉強したいという学生さんには、好適な学科かもしれません。


 ずいぶん前に、『くらしの中の生物学』という本を読んだことがありました。アマゾンで探したところ、改訂版をまだ入手できました。この本は、環境、食中毒、感染症、バイオテクノロジー、食品添加物、化粧品といった身近な事象を取り上げ、生物学への興味が喚起される好著です。「くらしの生物学科」の領域とは完全にオーバーラップしていませんが、コンセプトに共通点があるように思えます。


 「くらしの生物学科」が気になって訪れたオープンキャンパスでしたが、12もの学科から構成される日本大学生物資源科学部のキャンパスは、なかなか魅力的でした。これまで何回か訪れたことのある場所ですが、校舎以外のところにはほとんど足を運んだことがありませんでした。常時見学できる施設として、博物館(下写真左)やバラ園(下写真右)もあります。


 日本大学生物資源科学部には、私たちの学科と同じ名称の 「動物資源科学科」 があります。 今回のオープンキャンパスでお会いした顔見知りの先生からは、「敵情視察ですか?」 と聞かれました。 少しはそんな気持ちもあって、見学させていただきました。


 動物資源科学科の魅力は、なんといっても「動物」です。日大のオープンキャンパスでも、動物のいる場所は賑わっていました。とりわけ、羊の毛刈りは人気があるようでした(下写真左)。日大の湘南キャンパスは神奈川県藤沢市という都会に近い場所でありながら、緑や動物が多い魅力的なキャンパスです。


 模擬講義もオープンキャンパスの定番メニューです。 動物資源科学科の模擬講義(下写真)は、北里大学の卒業生( 1994年卒 )でもある佐伯真魚准教授による 「動物の食事と栄養管理」 が行われていました。 卒業生の活躍は、本当にうれしい限りです。


 附属の食品加工実習所では、本格的な食肉加工品が製造されていて、動物資源科学科の教育にも活用されているそうです。研究室へのお土産に、「スモークチキン」を購入しました。アルバイトをしていた学生さんの話では、これがイチオシとのことでした。下の写真は、お土産によろこぶ私たちの研究室の学生さんですが、皆で美味しくいただきました。


 今回、「くらしの生物学科」というタイトルでありながら、日本大学生物資源科学部のオープンキャンパス訪問記のような内容になってしまいました。オープンキャンパスは受験生を対象とする行事ですが、私たち大学教員にとっても有益な情報収集の場だと思います。

この記事に関連する記事はこちらです。ぜひお読み下さい。
211:祝・北里大学獣医学部創立50周年(2016/04/25)
64:動物資源科学科の農医連携教育(2010/03/10)
16:大学は美味しい!!(2008/03/10)
13:大学発ベンチャーの意義(2008/01/25)
その他のトピックス | 14:52 | 2014.05.26 Monday |