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北里大学獣医学部教授・有原圭三(株式会社フード・ペプタイド代表取締役)が、食品を中心とした情報を発信します。

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鼻焼肉

No.171


 今回は、「鼻焼肉(はなやきにく)」です。下の写真が、この製品のパッケージです(Scentee鼻焼肉キット)。メーカーホームページによると、「鼻で味わう焼肉体験」というコンセプトで開発されたとのことです。なかなか楽しいプロモーションビデオも、ご覧になれます。


 パッケージを開けると、3種類の「フレグランスカートリッジ」と小さな電子部品「Balloon本体」、それに充電用USBケーブルが入っています。


 キットに付属するフレグランスカートリッジは、「カルビ」、「タン塩」、「じゃがバター」です。下の写真は、「カルビ」のパッケージですが、「用途」には「室内等の芳香」とあります。実際の用途は、使う方次第でしょう。


 パッケージから取り出したカートリッジは、3センチほどのもの(下写真左)です。これを、「Balloon本体」と称する部品(写真下右)に取り付けます。なお、Balloon本体は、付属USBケーブルで充電しておく必要があります。


 カートリッジを取り付けたバルーンが、下の写真です。ちょっと、バルーンっぼい形状です。本体から出ているプラグは、アイフォンなどスマートフォンに接続するためのものです。


 バルーンをアイフォンに接続した状態が、下の写真です。アイフォンの画面には、ダウンロードした専用アプリ「Scentee」が起動しています。


 いよいよ使用できる状態になりました。下の写真のように、アイフォンに接続したバルーンの部分に鼻を近づけ、アプリ画面中央のボタンを押します。すると、バルーンにある穴から、焼肉などの香りが噴霧されます。なお、写真はアプリ起動画面になっていますが、焼肉の映像・音声の再生が可能で、嗅覚、視覚、聴覚の3者を同時に刺激することができます。


 噴霧の様子をわかりやすく撮ったのが、下の写真です。冷たいミストが、思いのほか強く吹き出してくるので、最初はちょっとびっくりしました。アイフォンの音量ボタンでミスト量を調節する仕組みに、感動しました。


 気になる香りの方ですが、個人的には完成度の高いレベルには感じられませんでした。プロモーションビデオのように、これを使って白米をおいしく食べることは難しいでしょう。ただ、大きな可能性が秘められているように思われ、開発者の皆さんには賞賛の気持ちを伝えたいものです。宣伝コピーによると、「世界初アプリ連動香水! iPhoneが大変身♪ 着信プッシュやアラームを素敵な香りで通知!」という使い方もあるようです。アイフォンとの連携が、様々な用途を開くかもしれません。


 今回紹介した製品は、アマゾンから入手できます。少々お高い商品ですが、ちょっと未来を感じさせるところが魅力的です。専用カートリッジは、カルビ、タン塩、じゃがバター以外に、イチゴ、コーヒー、ラベンダー、ローズ、ローズマリーがあります。「鼻焼肉」以外の使い方を考えてみるのも楽しいでしょう。

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食品のトピックス | 10:52 | 2014.08.25 Monday |