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北里大学獣医学部教授・有原圭三(株式会社フード・ペプタイド代表取締役)が、食品を中心とした情報を発信します。

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ミルクランド・北海道

No.172


 この夏、札幌周辺を訪れる機会がありました。あらためて、「ミルクランド・北海道」を感じました。北海道の生乳生産量は非常に多く、日本全体の52%にもなります。栃木、群馬、千葉、熊本、岩手が北海道に続いていますが、いずれも北海道の1割にも満たない数字です。日本地図を生乳生産量に基づいて描くと、下のような感じになります。


 ホクレンの体験農場「くるるの杜」でいただいた冊子「HOKKAIDO MILK BOOK」(下写真)は、北海道の酪農や牛乳について、わかりやすく魅力的に解説しています。乳牛、飼料、牧場、牛乳・乳製品、歴史などが幅広く記述(図解)されています。


 この冊子によると、生乳の用途割合は、北海道と他の地域では大きく異なります。北海道の生乳の大部分は、乳製品(クリーム、チーズなど)に利用される対し、都府県のものは飲用乳(牛乳など)が主です。飲用向けが少ない北海道の生乳ですが、パッケージに「北海道」と書かれた牛乳類は人気があり、いつも北海道ブランドの強さを感じます。


 札幌にある雪印メグミルク「酪農と乳の歴史館」は、ミルクのことを学びたい方にお勧めの場所です。同じ敷地内にある雪印メグミルク札幌工場と一緒に見学することができます。


 工場内にある「勝源(カツゲン)神社」は、ちょっと知られた存在です。北海道で人気のある乳酸菌飲料「カツゲン」が、縁起をかつぐ受験生やスポーツ選手に飲まれていたことから、設置されたものです。歴史館と工場内は写真撮影ができませんが、カツゲン神社はOKです。


 ところで、たまたま立ち寄った札幌の書店で目にしたのが、北海道新聞社の『おかあさん牛からのおくりもの』という絵本でした。さすが、北海道です。まじめに作られた良書で、動物資源科学科の新入生にも勧めたいくらいの内容です。


 最後に、「酪農と乳の歴史館」でいただいた「ミルクの木」というリーフレットを転載させていただきます。牛の生乳から、様々な製品ができることがわかります。学生諸君の講義にも使わせていただきます。


 次に北海道を訪れる機会には、ミルクに注目してみてはいかがでしょうか。ちょっと調べてみると、酪農や牛乳に関連した場所が色々と見つかると思います。また、北海道の牛乳関連の情報入手には、北海道牛乳普及協会ミルクランド北海道のサイトが役立ちます。



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食品のトピックス | 12:51 | 2014.09.10 Wednesday |