2016.11.29 Tuesday
たべるマスク
No.225
先週末(2016/11/25)、インフルエンザの全国的な流行期に入りました。1999年以降では、2番目に早い流行入りとのことです。インフルエンザ予防に効果がありそうな食品というものがあります。このトピックス欄でも、「R-1ヨーグルト」や「インフルバスターのど飴」といった製品を紹介したことがありました。
今回紹介するのは、「たべるマスク」(森永製菓)です。食品なので効果効能を表示することはできませんが、インフルエンザ予防をイメージさせるなかなか上手いネーミングです。
「マスク」と言っても、乳酸菌を使用した清涼錠菓(タブレット)です。この製品に入っている乳酸菌は、以前紹介した「シールド乳酸菌M-1」です。
森永乳業が見つけた免疫力を高める乳酸菌を、加熱殺菌処理したものが「シールド乳酸菌M-1」です。加熱殺菌されているので摂取しても腸内で増殖することはありませんが、マウスの実験ではインフルエンザ感染による症状緩和が示されています。「たべるマスク」のタブレット3粒に、100億個の乳酸菌が入っているそうです(ただし、加熱殺菌されているので死菌数)。
今回紹介した「たべるマスク」は、乳酸菌を使用した製品です。これまでこのトピックス欄では、多くの乳酸菌利用製品を紹介してきましたが、最近、気になる新製品が少ないように感じられます。そんな中、目に留まったのが「12種類の乳酸菌」(北海道乳業)です。これまでも5種類の乳酸菌とビフィズス菌を使った「ダノンビオ」のような製品がありましたが、「12種類」にはちょっとびっくりしました。
この製品に使用されている12種類の乳酸菌の内訳は示されていません。また、どのような効果が期待できるのかも不明です。したがって、コンセプトのよくわからない製品ではありますが、私以外にも気になって手に取られた方は少なくないのではないでしょうか。今後も、画期的な乳酸菌利用製品の登場を待っています。
食品のトピックス | 12:49 | 2016.11.29 Tuesday |