2018.02.13 Tuesday
のど飴
No.254
個人的な話で恐縮ですが、数日前に咳と喉の痛みが激しくなり、微熱もあったことから、受診してきました。幸い、インフルエンザではなくカゼとの診断で、安静を勧められました。そんな状況もあって、今回のテーマを「のど飴」にしました。
喉が弱いのか、講義が続いたりすると、喉の不調を感じることがよくあります。そんなときに利用するのが、「のど飴」です。最近は、医薬部外品や医薬品のトローチも簡単に入手できるので、そちらを利用されている方も多いかもしれません。
製品に「のど飴」と表示することには、法律的な制限はありません。しかし、市販されているのど飴は、「医薬品」、「医薬部外品」、「食品」の3種類に大別できます。ただ、医薬品となっているものは、「浅田飴」や「南天のど飴」など、非常に限られています。
医薬部外品となっているのど飴としては、豊富な製品ラインナップを揃えているヴイックス「メディケイテッドドロップ」がよく知られています。
医薬品や医薬部外品は効能効果の表示ができますが、食品ではできません。また、医薬品は原則として薬局やドラッグストアでの販売ですが、医薬部外品や食品は一般小売店で入手できます。
通常の食品に分類されるのど飴は、多種類の製品が販売されています。お手頃な価格のものが主流ですが、中には以前紹介したような高価な製品もあります(下写真,「インフルエンザとツバメの巣」参照)。
私はこれまでいろいろな製品を試しましたが、最近気に入っているのが、「ボイスケアのど飴」です。「音楽大学との共同開発」というのが気になる製品です。2010年9月の発売ですので、すでにロングセラーと言ってよいのかもしれません。オペラ歌手でもある国立音楽大学の小林一男教授(当時)との興味深い開発物語が、カンロ社のホームページにあります。
日本気象協会では、「のど飴指数」を発表しています。気温や湿度などのデータから、「のど飴の必要性」を表したのがこの指数です。「ほぼ安心」から「厳重警戒」の5ランク表示となっています。参考にしてみてはいかがでしょうか。
食品のトピックス | 14:09 | 2018.02.13 Tuesday |