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北里大学獣医学部教授・有原圭三(株式会社フード・ペプタイド代表取締役)が、食品を中心とした情報を発信します。

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大阪の黒門市場

No.278


 「黒門市場(くろもんいちば)」は、食い倒れの街・大阪を象徴する食料品市場です。ここでは、魚介類をはじめ、食肉や果物など様々な食材を手に入れることができます。以前は料理人が仕入れに行く市場でもあったようですが、現在では観光地の感が強い場所となっています。外国人観光客が非常に多く、ちょっとした海外旅行気分も味わえます。


 約180の店舗からなる黒門市場は、魚介類を扱う店が約半数を占めています。写真下左はマグロの専門店で、右は河豚(フグ)を中心に扱っている店です。ちなみに、大阪は河豚の消費量が全都道府県中で一番多いところです。


 訪れたのが真牡蠣(マガキ)の旬の時期だったためか、牡蛎を扱う店も多く目につきました(写真下左)。観光客が食べ歩きを楽しめるような調理品も多く売られています(下右)。


 数では魚介類を扱う店には及びませんが、肉類を扱う店も少なくありません(下写真)。


 産地が近いということもあり、「神戸牛」や「松阪牛」をよく目にします(下写真)。


 「爆弾ホルモン」(写真下左)や「チゲスープ」(右)といった温かい調理品も冬場には人気があるようです。


 フルーツを扱う店舗もいくつかあります。その中で目についたのが、「焼きフルーツ」の屋台でした(写真下)。メロンやパインナップルといったフルーツは、焼くと甘味が増して一層美味しくなるそうです。


 下の写真は、蒸したサツマイモです。美味しそうでしたが、少々お値段が高く感じられました。


 ドライフルーツ(写真下左)や団子(右)などの菓子類を扱う店舗もあります。


 写真下は、黒門市場の端にあったキムチの専門店です。


 「もおんちゃん」(下写真)というゆるキャラまで作られ、すっかり観光地化している黒門市場ですが、一度は訪れる価値のある場所だと思います。


 何度も大阪を訪れた方でも、黒門市場に行ったことがないという方は結構多いようです。黒門市場は、難波から歩いて行ける便利な場所にあります。



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食品のトピックス | 20:38 | 2019.02.13 Wednesday |