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北里大学獣医学部教授・有原圭三(株式会社フード・ペプタイド代表取締役)が、食品を中心とした情報を発信します。

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注目される食品成分「ペプチド」

No.1


 最近、体に良い食品成分として「ペプチド」が注目されています。「大豆ペプチド」や「コラーゲンペプチド」という記載を食品のパッケージで見かけたことがある方も多いと思います。タンパク質が分解されると、アミノ酸になりますが、アミノ酸に至る前にペプチドが生成されます(図)。


 アミノ酸が数個つながった状態のペプチドには、アミノ酸ともタンパク質とも異なる働き(生理活性)があります。食品タンパク質の分解により生成されるペプチドの主な働きをまとめてみました。


 このようなペプチドの働きを生かした特定保健用食品(通称トクホ)も多く開発されており、「血圧が高めの方に適した」とか、「カルシウムの吸収性が高くなるように工夫」といった表示のある製品を目にすることができます。

 食品タンパク質から生理活性ペプチドが生成する経路には、いくつかのものが考えられます。まず、私たちが食品を摂取した場合、胃や腸において消化酵素がタンパク質に作用して、ペプチドが生成します。また、チーズやヨーグルトのような発酵食品では、製造過程においても微生物の働きにより、ペプチドが生成しています。

 食品やペットフードの素材として用いるペプチドを大量に調製する場合は、食品タンパク質にタンパク質分解酵素を直接作用させて、効率よくペプチドを得ています。
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ペプチドのトピックス | 13:34 | 2007.08.22 Wednesday |